日本のヴィーガンは何%?実は肉食になったのはごく最近!?
ヴィーガンというと海外の人が主で、日本ではマイナーなイメージがある方も多いと思います。
今回は日本のヴィーガンの歴史や日本のヴィーガン人口率についてお話します。
日本のヴィーガン人口は何%?

2018年の観光庁の発表によると、ヴィーガンを含むベジタリアンは世界で6.3億人。
意外にも、その8割を占めるのがアジア圏です。
日本は約4%、約500万人いると言われています。
4%というと少なく感じますが、500万人は千葉県の人口くらい。
意外と多いですね。
ちなみに人口の割合でヴィーガンが一番多いのはインドで、2位と2倍の差をつけての28%です。
https://yamatogokoro.jp/column/fooddiversity/48044/
日本のヴィーガンの歴史。肉を食べ始めてまだ100年未満!?

日本のヴィーガンの歴史は諸説ありますが、肉食をクローズアップしてみると、日本は元々肉をあまり食べない文化でした。
弥生時代は稲作を行っていた、と日本史の授業で習った方も多いでしょう。
当時の日本の主な食糧源は、稲作と漁業です。
もう少し近代の歴史を見ても、戦国時代や幕末時代に焼き肉やステーキを食べているイメージは湧かないですよね。
2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された日本食、お寺でお坊さんたちが食べている精進料理も肉は基本的に入っていません。
日本の伝統的な食事は、納豆や豆腐など、大抵植物性のものです。
肉を食べるようになったのは、欧米文化が浸透してきた戦後だという説もあるので、日本人が肉食になったのは、まだ100年も経っていないことになります。

日本には元々ヴィーガンに近い食文化があります。
日本文化に触れる気持ちで、伝統的な日本食を食べる日をつくるのもいいかもしれません。