なぜヴィーガンははちみつを食べないのでしょうか?

「ヴィーガン」は動物性の食品を一切摂取しない菜食主義者です。

なので、肉や魚を食べないのはわかりやすいですが、ヴィーガンが食べない食材の中には「はちみつ」があります。

はちみつと動物性の食品が結び付かない方も多いのではないでしょうか。

今回は、なぜヴィーガンははちみつを食べないのかについてご紹介します。

はちみつは動物性の食品?

蜂は昆虫なので、動物というとらえ方もできないことはありません。

実際、昆虫食を食べないヴィーガンもいます。

しかし反対に、昆虫食を食べるヴィーガンもおり、意見が分かれています。

そんな中で、はちみつは明確にヴィーガンが食べないとされています。

それはなぜなのでしょうか?

ヴィーガンがはちみつを食べないのはOOだから

いくつか理由がありますが、ヴィーガンがはちみつを食べない理由は、主に「はちみつは人間のために作られた食品ではないから」「蜂たちが自分たちのために作っている食品を結果的に横取りしているから」「はちみつの生産の過程で、蜂が大量に死んでいるから」というものです。

はちみつは単純な花の蜜ではなく、蜂の働きによってできるものです。

蜂によってつくられたもので自然界のものではなく、人間のためにつくられたものではありません。

はちみつをとるために、ハチの巣を壊すこともあります。

なので、はちみつを食べることは蜂から食べ物を横取りしていると考え、ヴィーガンははちみつを食べないと言われています。

また、天然のはちみつだけでは販売できる量が少ないので、はちみつの生産のためにはちを働かせているところもあります。

人間の安全やはちみつの生産量のために、蜂の精子を売買したり、蜂の命に危険があったり、命を失わせたりする場合もあります。

これがヴィーガンの心理や考えと合わないので、はちみつはヴィーガンが食べない食品とされています。

最後に

はちみつの生産方法に衝撃を受けた方もいるかもしれませんが、だからはちみつを食べるのはやめようだったり、だからヴィーガンになろうということが言いたいわけではなく、だからヴィーガンははちみつを食べない、という事実がある、ということです。

そこから行動を変えるのも、変えないのも自由です。

いろいろな思想や食の嗜好をもつ方が共生できる世の中であったら嬉しいですね。